■大体の流れ
・落書き帳に線画
(鉛筆でざっくり描く、ネリケシで薄くして、シャーペンでクリンナップ)
・デジカメで写真に撮る
(今スキャナが使えないため。でも影が出来てアナログ感出るのが好き)
・パソコンに取り込んでフォトショで色塗り
(古い古いPhotoshopエレメンツ2.0)
このやり方が早くて好きです。
ラフだけ鉛筆でペン入れをデジタルでやることもあるけど
鉛筆で下絵まで仕上げた方が綺麗に行くのと
バランスがとりやすい。
でも漫画はコマにあわせて向きや絵の大きさをかえたりして
画面上でコマ割りを作っていくので
ペンがデジタルになっちゃう。
デジタルで鉛筆みたいにすらっすら描けるツールが欲しいなぁ~。
ペン入れは苦手です…うう…
1■この絵のレイヤー構成

大体下絵から完成まで1時間半くらい。
レイヤー構成

大体いつもこの構成。
1 紙のテクスチャ
2 ホワイト
3 影
4 色
5 下絵
女の子と酔っぱらいがいる時は
影レイヤーの上に
「ほっぺレイヤー(乗算)」を
作ってぽっとした赤い頬をぬります。
全部レイヤー作って、
重ねた状態で様子見ながら作業します。
■下絵。 写真に撮っただけの状態

■下絵を「Ctrl + L」でレベル補正。

これだけでなんか古い紙っぽくなるのが好き。
ちょっと大げさに補正をかけてます。
すこしザラザラするくらいに。
(黄色っぽくしたくない時は、
いったんモノクロモードにしてからレベル補正&"色相彩度"で色付ける)■色レイヤー(乗算モード)

背景塗りつぶしてから人物塗り。普通のブラシでぶりぶりと
ペタン塗りしていきます。
(色が濃すぎる時はレイヤーごと薄くしてます。)■影レイヤー(乗算モード)

グレーでざっくり塗ってから「Ctrl + U 色相彩度」で色調整。
いつもはピンクっぽい影が多いですが、
これは午前中設定の絵だったので青っぽくしてみた。
下絵に重ねるとこんなかんじ。

■ホワイト(通常モード)
※わかりやすくするために下絵に重ねてます

普通のブラシ(色は真っ白)で不透明度10~20%くらいで
髪のツヤなどを入れます。(眼のハイライトは不透明度100%)
薄く溶いたアクリル絵の具っぽい使い心地。
この絵ではシャツの白さが足りなかったので、
シャツも少しホワイト入れました。
■テクスチャ(オーバーレイモード)

こんな感じの厚紙を写真に撮ったものを重ねています。
これはチョコレートに入ってた台紙。
"レベル補正"と"色相彩度"で調整してあります。
テクスチャの色味で絵のイメージが変わるので
塗りながら色を替えたりして調整していきます。
今回の絵ではこんな色にしました。

レイヤーのパーセンテージも30%くらい。
オーバレイモードは下絵の彩度が高く見えるようになるので
下絵の色をわざと濃く塗る事もあります。
こんな感じで完成。まだまだ模索中のやり方です。

2■本当はこっちの絵でメイキングやろうとしたら紙の質感無くなってた

けどせっかく画像作ったからサクっと載せる!
■下絵。

■レベル補正。

白い三角を移動すると下地の白調整
黒い三角は線画部分の濃さ調整
真ん中のグレー三角は両方の調整。
■補正後。

■色用レイヤー塗りつぶし。

■テクスチャ重ねて、テクスチャとの色の重ねを見ながら色調整

■草むらだからグラデかけてみた

■草むらだから草生やしてみた(乗算モード)

■メンドクサイからすぐ統合

■ベースの色ぬりぬり

■塗った

(赤毛好きだから赤毛塗るのが楽しい)
■影とホワイト入れた。

なんか秋色になっちゃった。ザラザラ感もなんか絵にあわないかんじ。
色補正してもどうにもならない~~
どどどどどうすんべ…
■下絵を薄くするしかねぇ

■あ、色は軽くなった

でも線画が薄くなりすぎちゃった。
■ハッキリさせたい所だけ主線を足した

焦げ茶でペン入れして、あとでグリーンに色調整。
こっちのが爽やかだったから。
■完成。

長くなりすぎちった。
ここまで読んで下さった方、おつかれさまでしたー!